megamouthの葬列

長い旅路の終わり

実況!パワフル・プロ商談

(歓声)実況「さあやってまいりました!顧客と営業の憧れの舞台、全国プロ商談大会。 今年のテーマはITシステム、会場は札幌ドームとなっております」 解説「楽しみですね」 実況「プロ商談とは、馴染みのない競技ですが、この大会の見どころはズバリ何でし…

実を言うとこの業界はもうだめです

以前書いたように、Web業界は今月で崩壊するだろう、と私は予見していた。仕事をさばききれず、納品遅れ、または検収拒否、あるいは品質を犠牲にして納品した結果、顧客サイトで致命的な障害を引き起こすだろうと考えていた。 賢者ぶって予言したのではない…

笑えなければ沈黙するしかない

最初から断っておくとこの文章に読む価値はない。 どうにも心のわだかまりが消えぬので、書いてしまおうと思ったのである。だから読んで楽しいものではないことは承知で、書いている。憂鬱の原因はピエール瀧の逮捕である。 こう書くと実に間抜けに見える。…

ズルイ

つい、身も蓋もない話をしてしまう。 してから、された方が閉口するのを見て、しまった、と思う。 後悔はするが、不思議な爽快感が残っている。多分に性格が悪いのだろう。零細企業で受託仕事をやっていた頃、元請けの会社に向かう道すがら同僚が言った。 「…

狂気の国のメリー年度末

スーパーの納豆売り場で、店員は品出しに夢中でこちらを振り向こうともしなかった。 私が買い物カゴを持って、物欲しそうに見ていても、店員は売り場を大量の納豆パックが入ったトレイで封鎖していて、客が商品を吟味できるスペースを作ろうともしない。 仕…

底辺IT企業は『書けない』プログラマとどう向き合ってきたか

新年から夢のない話で申し訳ないのだが、表題のとおりのテーマである。note.muという記事があって、むやみに長いので飛ばし飛ばし読んだ。 大意としては、世の中には「書けない」プログラマというのがいて(元エントリでは学生さんのようである。さもありな…

今年の懺悔、深海へ潜れmegamouth

というわけで、大して何も思いつかず、なろう小説も完結させず年末となった。今年を振り返ると、本業のほうは呆れるぐらい悠々自適にやった。そういう事をすると仕事が全然来なくなるので、酒ばかりを呑んでいた時期がある。 おかげで今になってすごく忙しい…

ご注文はCIですか?

いい歳なのにWebプログラマなんていう仕事をしている。 正確に言えばWeb屋だ。今や絶滅危惧種になったこの職業は、デザインをPhotoshopやIllustratorでちょっと修正するところから、サーバーのファイアウォールの設定をちょっと変更するところまで、Webに関…

ロスト・ジェネレーションの詩

gendai.ismedia.jpもはやロスジェネはあきらめ始めた、という言葉にジーンときたので、読んでみた。 この記事に出てくる「中年フリーター」氏とは共通点がある(頑張ってるうちに精神を病んで社会から離脱したところとか)私だが、なんだか記事自体はあまりぴ…

ある借金の寓話

gendai.ismedia.jp 「自分にはビジネスで多額の借金があります」と言われると、世間ではネガティブなイメージにとらえられるが、私は逆に高く評価する。彼自身に、借金の金額分の信用があったから、お金を借りることができたのだ。 反対に、起業志望者のなか…

自己愛サークルの薄気味悪さ

身内が亡くなったので、久しぶりに実家に帰った。 私と母はほぼ絶縁状態にあるが、火事と葬式だけは顔を出さなければならない。葬儀はしめやかに執り行われ、私は実家に帰って、ネクタイを外して、母の淹れた茶を飲んだ。茶飲み話で母は私の近況を尋ね、私は…

白米にゴマ油を

たらすと、疑いなく不味くなるのだが、不思議と食欲をそそる風味にはなる。 そして、醤油をかければ、ひとまずは食えなくもない味になる。 最近、腹は空くが、食欲がないので、酒とこういう食事で生きながらえている。とりとめのない書き出しなのは、とりと…

先月の懺悔 現実逃避と文章

月末に懺悔を書き損ないまくることで有名なmegamouthです。こんにちは。さて、今月もロクにエントリを書きませんでした。久しぶりの大きな仕事に集中していたので、主にその現実逃避に一発書きしかしてないからでした。www.megamouth.infoはてブ界隈でプログ…

プログラマと学歴

もはや現代では大学に行く必要はない、いや行ったほうがいい、という議論があるらしい。 大学が、「学歴」という形で、社会における個人の扱いをある程度は規定している事実がありながら、今ひとつ「大卒」であるということが、それほど重要視もされていない…

勉強するとこんな人になりますよ

axia.co.jpどこかのエントリで呼ばれた気がした。 必要もないのに他人のエントリに乗っかるのは好きではないのだが、たまにはブログっぽいことを書かないと、と思ったので、軽く書く。 ある勉強したプログラマの末路 まず自分の話をしたい。 私は趣味で多数…

今月の懺悔、夏休みとなろうと仕事

8月も終わりましたね。megamouthです。懺悔といいつつちっとも反省の色がない懺悔コーナーなわけですが、今月はわりと反省している。 なろう小説書くよ、と言いつつ文字数がおさまらないし、テンポが悪すぎて序盤で挫折 自分で書いててつまんねえエントリを…

学習期の終わり

1 いたるところで人々が配給食をもらうために列をなしている。 皆、小奇麗な格好をしているが、その瞳は虚ろで生気がない。 給食の順番が来たら、各人の埋め込み(インプラント)デバイスに通知されるシステムはとっくの昔からあるというのに、それでも何故…

ブラック企業消滅チートバグ

以前www.megamouth.infoという記事を書いて、なんだか妙な方向でヒットしてしまい。コメント欄が罵詈雑言で満たされたという事がありまして、 私もブラック企業を憎む人がこんなにもいるんだなあ、と思ったわけですが、ブラック企業が憎い憎い!、というあな…

今月の懺悔、酒がなく仕事がある

というわけでろくすっぽエントリも書いてないのに7月も終わりである。 酒がない 正確には酒はあるが、好きな酒を買うほどの金がない。なので、酒を控えている。あと文章書く時に酒飲むのやめてみたら?と軽い感じで言われたので、デパスとマイスリーだけにし…

勝負ではなく商売をせよ

私は割と根に持つタイプというか、根の持ち方がちょっと常軌を逸している部分があって、昔、Qiitaがコミュニティガイドライン - Qiita:Supportという奇妙なポエムを発表して、 Qiitaは「プログラミングに関する知識を記録・共有するためのサービス」です。プ…

孤独を巡る物語、その淀み

孤独癖というのがあるらしく、私もそういう性質を持っている一人だと思う。人と関わるのが嫌いというわけではないが、飲み会だとか、遊びに行くだとか、そういう約束をしてしまった直後から、その予定が妙に気になって、億劫になり、当日になると、何故こん…

先月の懺悔、虚無感の顛末、物語

こんにちは、ハイボール作って一人で「アル中カラカラ」を真似しているmegamouthです。どうせ皆さん、なんとかカップとかでお忙しいでしょうから、手短に6月の懺悔です。 Books&Appsに寄稿させていただきました blog.tinect.jpおおよそ半年ぶりに寄稿させて…

隣のテロリズム

元々書きたいことはあったが、なんとなく書けないし、それが件の殺人事件の影響なのか、自分でも判然としない。 なので、以下はただのクソエントリであり、覚書でもない。本当は公開すべきものですらないのかもしれない。 * 私の高校時代の恩師は、世界史の…

巷説IT企業奇譚

山伏 他社に派遣されているエンジニアたちが月一回の帰社日にオフィスに集まってくると、社長の隣にいかめしい山伏が立っていて、集まった社員を水晶玉のようなまん丸な瞳でねめつけていたので、皆驚いた。社員とは対照的に社長は上機嫌の様子で、件の山伏の…

今月の懺悔、閉店と開店と幻の追慕選集

お久しぶりです。3年後のIPOを目指しているmegamouthです。聞くところによると、なんかこのブログ、閉店していたらしいんですよ。 そんでProも解約するとか言って。 結果、全然解約してないんですよ。独自ドメインずっと使ってる。 毎月コツコツ1008円払って…

1999

私たちの世代について、説得力のある主張でもなく、論評でもなく、ただ、腑に落ちる話をしたいと思っている。1999年のある日のことを覚えている。 その日は家庭教師のバイトがあって、私は外で時間を潰す必要があった。空は厚い雲で覆われていて、まとわりつ…

弊社から社員が退職しました

5月末付で、弊社のエンジニアが退職することになりました。 彼は私がこの会社の社長を勤めて、初めての新卒採用の社員の一人だっただけに、思い入れも強く、彼の人生が輝かしいものになることを祈念せずにはおれません。弊社は大手企業様との直接取引の案件…

終わりの季節

職場を戦場に例えるのは良い趣味とは言えないが、この会社では的外れではないように思う。 ここではいつも、納期だけが決められた曖昧な仕事がやって来たかと思うと、最後の1ヶ月で決められた仕様や、営業の怒号が、哀願が、テスト不合格の結果や、クライア…

4つのしまりのない鎮魂曲 4/4

4 金がないのである。 どうしてこんなに金がないのか。 花輪和一の「刑務所の中 (講談社漫画文庫)」(私はこの漫画の台詞を全て諳んじることができる)から引用すれば、「貧乏の天才だな」と言ったところである。 フリーランスWebエンジニアである私は、多少…

4つのしまりのない鎮魂曲 3/4

3 そこの停留所からバスで20分ほどだ、と三島に言われて、その鍾乳洞にやってきたが、入り口から5分ほどで、私はサンダルで来た事を後悔しはじめていた。 進路は金属板や平らにならされたコンクリートであったが、それらは天井から際限なく落ちてくる水滴に…