ようやく、懺悔の時がやってきました。
今月は本当に調子が悪かった。どうも文章に納得がいかないことが多く、もがいていた訳ですが、
アクセス数とか、反響的には、今月のエントリが一番すごかった、というのがなんとも皮肉な印象です。
「なぜプログラマはあなたの事が嫌いなのか」の反響
多分buzzり方的には、以前の「業務改善がうんたら」以上のものがありました。
私は、スマフォにはてブとtwiiterアプリをいれて、通知をONにしているのですが、
一日中スマフォが震え続けるので、その日は全く仕事になりませんで、最終的には全部通知を切る羽目になりました。
あんまり関係ないんですが、私戸川純が好きで、ライブにこっそり行って後ろのほうから「純ちゃんー!」と叫んだりしてる
わりと気持ち悪いおじさんなわけですけど、戸川純の35周年(!)のインタビューで、その歌詞についてこういう一節がありました。

戸川純全歌詞解説集――疾風怒濤ときどき晴れ (ele-king books)
- 作者: 戸川純
- 出版社/メーカー: Pヴァイン
- 発売日: 2016/11/25
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もし問題提起をして、答えも出していたら、それは主張になっちゃうじゃないですか?
私はよっぽどのことがない限り主張はしないんですよ。さっきみたいに「かな」でとどめておくタイプなんですよね。だって、人生とか人間とか、正直この歳になってもまだまだわからないことだらけだから。わかった気になっちゃいけないとも思うし。
これ読んで私ちょっと、ショックを受けまして。ああそりゃそうだな。と。
私みたいなクソ雑魚ナメクジエンジニアが何らかの結論とかを出しても、結局は経営者が何とかしろ的な「主張」しかできないわけですよ。
文章的に物足りない時は、つい取ってつけた「主張」をやってしまうんですが、私それほど視点が高いわけじゃないし、いつもなんだか、最後が嘘くさい、居心地の悪い気持ち文章になるのはこれが原因か、と。
というわけで、あのエントリについては、奇妙な翻訳文体で、出来る限り視点を並行に飛ばして、
客観的ではあるけれど、あくまで遠くから「現実」だけを書いたわけで、
それがある意味、普遍性を持った要因かな、と思っています。
ブクマやtwitterの反応を見ると、一番多かったのは「わかるわかる」的な反応でした。
あとFacebookのシェア数がエグいことになっているのは、
営業やマネジメントをやってるはてなー以外の人に「これが俺たちの現実だ。お前も見ろや」と
お勧めしてくれた方が多かったということだと思うわけで、これはもう文章としては一番幸せなことでした。
とりあえず、様々な反応については、プログラマも営業も、マネジャーも経営者も、あれを読んで、じゃあどうしたらいいのか、というのをそれぞれが考えていただければ、というのが作者の思いです。
ピープルウェア、文章修行について
今月も、幾つかbooks&apps御中のほうに寄稿させていただきました。
このうち前者の記事を書き終わった時に、「そういや、デマルコの『ゆとりの法則』とかいう本があったな」と思い、家を探したのですが、見つからず。
ありゃ買ってなかったか、とamazonを開いたら、10年前に買ってる、って表示が出てるんですよ。
どうも、売り払って酒代にしてしまったようでした。書い直すのもバカバカしい気がしたので、図書館に行って借りてこようとしたのですが、
生憎、貸出中で「ピープルウェア」しかありませんでした。これも、買って読んで売り払ってしまった本なのですが、せっかくなので再読しました。

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例のエントリが「ピープルウェア」の影響を主にその文体に受けていたのはそれが原因です。
正直、私のエントリを読んで、フンガフンガするぐらいなら、素直にこちらを読んでいただいたほうが、世のためになると思いますので、マネージャーや経営者の方は是非ご一読ください。
あと、同時に目についた、こちらの本も借りてきたのですが、

- 作者: 林望
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これ本当に名著で、実に全ブロガー必見の、良い文章を書くコツ(特に短くまとめるコツ)が詰まっている本で、
大変勉強になりました。
例のエントリ以降、このブログ読みやすくなったな、と思われている方がおられましたら、この本の影響ですので、
是非ご一読をお勧めします。
なんだか、宣伝ばかりになってしまった気がしますし、何も懺悔してないじゃないか、というエントリですが、
書く時に何も考えなくていいエントリは月一本のこれだけですので、何卒ご容赦いただければ。
それでは皆さま、来月もよろしくお願いします。
追記
つい出来心で、amazon貼り付けをしたところ、はてなのアフィIDが入るのが癪だったので、自分でアフィリエイトプログラムに申し込んだのですが、7分で却下された為、以降本サイトは、amazonへのリンクは極力なくし、またリンクに何のアフィIDも混入されないよう注意深く運用することといたしました。
以降、ネット広告に過敏な皆さまもご安心してクリックいただけます。
また、同時にPro版への切り替えを行い、はてなのadsense広告も削除いたしましたので、広告ブロッカーを使用されていない方も安心してご利用いただけるようになりました。
以上の施策は、90%ほどはアフィプログラムにサイトを却下されたことによる腹立ちまぎれの行動となりますが、10%ほどは読者の皆様への感謝の気持ちの表れと解釈ください。今後とも当ブログをよろしくお願い致します。
2017/03/10 追記
Amazonアソシエイト・プログラムの参加を承認されたので、アフィを全てamazonの自分のアフィIDに変えました。amazon万歳!